バリの浜辺で

2006年02月28日 未分類


 バリに旅してきた。
 友人がバリに医者を開業したのを祝い、ついでに久方ぶりに浜辺で眠りたかった。疲れていたのかもしれない。
 彼とは熱気球の製作を手伝った縁で、中国河北省石家荘でのフライトや、アキノ大統領就任一周年記念式典のお祝いの係留などに私を連れて行ってくれた。彼は私の人生に大切な彩を与えてくれている。

 バリは3回目になる。ウブドゥやバリダンスに特別な想いがあるわけではない。ただ、バリの浜辺で波の音を聞きながら眠るのが堪らなく好きなだけだ。最高に贅沢な話なのだが、HISの格安旅行を見つけると驚くほど安く行ける。

 英語も、ましてインドネシア語なんて出来るわけはない。旅行中は日本語だけで通した。一人旅なのでどこまで通じているのか不安になるが、タクシーも食事も買い物も不自由することがなかった。
 どこの国も白髪頭の老人には親切なようだ。ただ痴呆症を気取っていると支払いのときに「計算違い」の請求が出たりする。電卓叩きながら、何故か大阪弁でまくし立てると、大抵は「計算違い」は解決する。面白いね。

 自爆テロの影響から町はまだ癒えていないけれど、運命をそのまま受け入れてしまう土地柄か、ここかしこの神々に供物を配る女性達の姿が美しかった。