共産主義の理念

2006年07月25日 風の戯言


 ソ連邦が崩壊してから共産主義は影が薄くなった。資本主義が絶対的な正しさを誇っているかのように見える。
 はたしてそうなのか?
 人間の平等と尊厳を求める共産主義は全く価値を失ってしまったのだろうか。
 人間が欲望のままに生きる資本主義は格差を次第に大きくしているように思う。人間は何時まで耐えられるのだろうか。需要と供給のバランスをインターネットの任せたら世の中もっと無駄がなくなるのかも知れん。
 環境問題を声高に叫び、森林が消えてゆく自然を嘆き、読むとこもない分厚い新聞が届く度に新聞社に呪詛を投げつけている。本や雑誌の洪水、人間がもう少し欲望を抑えたら世の中もっと良くなるのかも知れん。

 佐藤優の「自壊する帝国」を読みながらいろいろなことを考えていた。