初雪

2006年12月03日 風の戯言


 目が覚めたら雪が降っていた。
 庭一面が白くなり、竹が雪の重みでしなっている。
 小屋からシャベルやカンジキを出して冬支度をした。

 今年は畑終いの感謝の祈りをしてなかった。
 雪が止んだら、遅くなったけどやっておこう。
 暗くなってから小さな焚き火をし、蝋燭を灯し、畑の四隅に酒を注ぎ、今年の収穫の感謝と来年の豊作を祈願する。何時もそこに神がいるように感じ、心が静まる。そう言えば畑の初物を庭の隅の米山薬師にお供えもしてなかった。忙しいとか疲れたからとか体調が悪いとかいろいろな言い訳をしながら時間が過ぎていったようだ。

 雪を見ながら、様々なことを思っている。
 今日も静かな、いい日曜日だった。