カラマツの林からの誘い

2008年11月02日 風の戯言


 31日、無事に経営品質申請書を提出できた。面倒な社長と社員の間に立って取りまとめてくれた事務局に感謝!
 中越沖地震の後、あまり新潟にも行っていない。仕事の一区切りがついて、仲間と夜の古町を襲撃してきた。暫らく行ってなかった店に「養命酒」が残っていて、昨日は一日ダウン。「養命酒で二日酔いする馬鹿がいる」なんてネタにされていたらしいが、口惜しいけどホントになってしまった。まぁ、飲める健康が回復してきているということか。

 今日は早朝から良い天気。ベッドから青空を見ているうちにカラマツの林が見たくなった。もういい色になっているんだろうな・・・頭の焦点が合いだした頃合を見て、コミュニティの「秋の収穫祭?」を一回りして戸隠まで車を走らせた。
 
 からまつの林を出でて、
 からまつの林に入りぬ。
 からまつの林に入りて、
 また細く道はつづけり。
 
 カラマツに魅かれるのは間違いなく白秋の名残だろうが、奥行きの計り知れないようなカラマツの林に出会っていない。やはり浅間なのかな。

 カメラ片手にブラブラしていると川の水音に吸い寄せられた。目と肌だけで感じていた自然に「音を聴く」楽しみがあったのかと気がついた。風の音や虫の音(ね)も良いけど、せせらぎの水の音には何とも言えない安らぎを感じる。
 走りながら、時折車を止めてトランクから折りたたみ椅子を取り出して広げ、秋の雲と遠い山波を見ていると、風が軽い眠気を運んでくる。戦乱の中の一炊の夢、か。