雲が流れる

2014.09.16 風の戯言


 不安定なお天気ながら、雲の流れる空が綺麗だ。

 雲を眺めていると、ふと、幽界もこんな風景なのかと思う。

 文春10月号巻頭の立花隆「死後の世界」を読んだせいなのだろう。先日、NHKスペシャル「臨死体験 死ぬとき心はどうなるか」を見ていたのも関係あるのだろう。
 臨死体験を体験した人は、身近にも居たが、みんな一様に「花園」の話をする。実際に「死んだ」わけではなく、生き返った人なので、なんか共通することがあるのかもしれない。

 文春10月号は読み応えがある。
 「朝日新聞」の問題が面白すぎる。

名月を持って来いと泣く爺(ジジイ)

2014.09.09 風の戯言


 今日は重陽の節句、そしてスーパームーン !

 そしてまた、片貝の大花火の夜。

 晴れた空に名月が浮かび、大輪の花が咲いているのだろう。

 10時、東の空が明るく輝き、
 四尺玉の音が、携帯電話から伝わってきた。

海の向こう

2014.09.07 風の戯言


 突然、心配事が何も無くなった。

 頭の中が「空」になって、修業を積んだ高僧だけが辿り着ける涅槃の世界に迷い込んだようだ。

 しかし、これもまたいいもんだ。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏・・・

 いや待てよ、認知症、痴呆症が悪化したのかな・・・?

 心地よい秋の風に誘拐されて小千谷の山本山を訪れてきた。
 信濃川と魚沼三山を望む光景は何時来ても優しく、西脇順三郎の詩碑が内向きになろうとする心を拡げてくれる。

 午後は鯨波まで海を見に走ってきた。
 戊辰戦争の後、明治帝が立ち寄った「御野立公園」、海に飛び出た岩場から日本海を見るのが好きだ。
 
 高浜虚子 「新潟の初夏はよろしや佐渡も見え」

 もう秋だけれど、海の果てに佐渡の姿も薄く見え、直江津から佐渡に向かう船の姿もあった。

 柏崎は、案外好い所なんだよ。

闘争と逃走

2014.09.04 風の戯言


 「人間は危急の立場に立たされると、必ず全身の反応が、いわゆる<ファイト・オア・フライト>(闘争か逃走)式の形をとって現われるものです
 すると内部に様々な変化が起こり、体に必死の努力をすることを要請したり、ときにはそのために障害をおこしたりする」

 ゴルゴ13の「喪服の似合うとき」(1970.10作品)にそんなフレーズがあった。

 刈入れも進み、空の色が淡くなり、秋を伝えている。

 だけど、庭に蝉が戻ってこない。

泉の結婚式

2014.08.31 風の戯言


 本日は泉と愛弓ちゃんの結婚式・披露宴に御出席頂きありがとうございました。

野口家のご家族の皆さん、そして私の育ての親でもあります佐藤家のみなさん、宮山家の皆さん、そして私の実家石塚家の皆さん、そして西巻家の智君、泉の妹小川の一家にも出席してもらい、本当にありがとうございました。

まさか、泉が結婚するなんて思ってもみなかったことで、些か狼狽していますが、愛弓ちゃんという良き伴侶を得たことを本当に喜んでいます。

我が一族は戦国末期、織田信長軍の武将滝川一益に舘林城を落とされ、越後まで追われ、百姓家のトイレに隠れてようやく難を逃れたという言い伝えがあります。

愛弓ちゃん、泉が多少臭いのは、そういう先祖のDNAが色濃く残っている、ということで、どうか許してやってください。

その一件以来、我が家の願いは関東進出だったのですが、佐藤家が宮山家と共に千葉に足場を築き、この度鹿島の野口家と御縁が繋がったことに先祖と一緒に喜び、先祖と祝盃をあげたいと思っています。

これ以上話すと危なくなりますので、これにて打ち止めにします。

今日は本当にありがとうございました。

写真は六本木ヒルズ グランド・ハイアットにて 8月30日