朝顔

2012.08.18 風の戯言


 朝顔につるべ取られて貰い水

 そんな句があったなぁ・・・少し嫌みが混じるけど・・・でね、何となく判る。

 風呂の窓の、朝顔がこんな色をしているとは知らなかった。

お墓参り

2012.08.13 風の戯言


 気がつけば、お盆になっていた・・・そんな感じがする。
 70歳になって、やっと何かが見え始め、それを自分の言葉にし、人に伝える・・・言えばそれだけのことだが、中々出来ないでいる。
 要は言葉の定義が曖昧なのだ。「失敗の本質」の解説本を読んでいて少しづつ見えてきたモノがある。恥ずかしい話だが「戦略」という言葉をよく使うが、『戦略とは「目標達成につながる勝利」を選ぶこと』とすると判りやすいようだ。
 この休みは、それを探し求める時間になりそうだ。

落日燃ゆ

2012.08.08 風の戯言


帰宅しようと会社を出たら、街の屋根越しに夕陽が映えていた。。
海で夕陽が見たくなり、信号待ちでイライラしながら浜辺に着いたら、水平線に横たわる雲に隠れそうになっていた。

世の中は波瀾万丈だが、夕陽は何時も美しい。

夏空

2012.08.05 未分類


8月も滑り出して、広島・長崎を思い起こす日が近づいてきた。
原爆投下目的地に新潟も含まれていたようで、長岡、柏崎にも模擬爆弾が投下されていたという。大量虐殺を目的としていたら柏崎は ? だけれど、福島の現状を考えると「地域と日本国経済」を目的とした原発に慎重にならざるを得ない。
人間の幸せとは何か・・・経済だけではないことに視点が行けば日本古来の価値観と生き方が重要になるのだろう。
機能読み終わった出光佐三の生涯は経済人にとって範とすべきだろうが、未来に対する選択という決断は生やさしいものではない。人間という生き物を、一番身近な我が身を賭して他人事のように見据える度胸が要る。
70歳を過ぎて、恥ずかし話だが、やっとその辺が見えてきた。やはり人間には年齢という時間が必要なのだろうか。

晴天が続いている。
熱いけど、道が凍るより良いか・・・社員と開き直っている。

カサブランカ 満開

2012.08.02 風の戯言


夏は暑いに決まっている。
   なぜなら、「夏」だから・・・。

高校の頃、山登りに夢中になっていて、7月下旬から8月上旬が一番天候が安定し、山登りに適している、と教わった。数学教師の関先生が山岳部の担当で、残雪の焼山を笹倉温泉から詰めたり、北アルプスの縦走が今も貴重な思い出になっている。雪渓の上のテントの中で、焼酎の味を覚えたのも先生のお陰だった。先日、古い山の仲間から先生の訃報が届いた。

数学の時間に、方程式を黒板に書いたまま黙り込み、そのままで1時間が過ぎたことがあった。
「数学は理論では無くて感だ。常にやっていないと勘が狂って解けなくなる」
その一言で授業は終わった。55年近い時間が過ぎているのに、そのときの感動は、今も蘇ってくる。
先生のお陰で、自分の人生が変わってきたことに感謝している。

夕方の庭に、カサブランカが満開になっていた。
連日の暑さの中で、この花が静かな時を与えていてくれる。