動き出した未来

2011.04.03 風の戯言


 東日本大震災から3週間が過ぎた。
 毎日、慄きながらテレビ映像を見ている。
 友人の一人は10トントラックで知人の下に救援物資を届けたという。もう一人の友人は高砂さんと気仙沼に走った。
 何も出来ない俺はボランティアセンターに若い友人達を送り込み、僅かな義捐金を出す程度しか出来ない。
 現場に行ってみたい。せめて現場の空気を吸ってきたい。今はそれさえも出来ないでいる。

 リーマンショック以来、世界の経済が変り、今回の震災で立ち直りかけたように見えた経済が大き過ぎるダメージを受けた。人生の意味が変りかけている。
 本当の人間の幸福とは何なのか?

 未来が動き出した。

 
 

八石 釈迦涅槃像の山

2011.03.31 風の戯言


 明日から4月だというのに、風はまだ冷たい。
 真冬日?は例年と比べて3倍ほど多いのだとか・・・東日本大震災、福島原発放射性物質漏れ範囲拡大なと・・・最悪。
 自分の経済的未来の背景が見えなくなっている。後ろを向いたら終わりなんだが・・・。人間はどんな時代も新しい未来を創ってきた。それを信ずるより他なさそうだ。

 昨日は町田、高橋、村山3顧問と4月入社の村山営業企画担当顧問を迎えての経営研究会を開催した。メーンは高橋顧問の「予測管理」。いろいろ考えさせられる事が多かった。早速経営企画に取り入れようと思う。
 今日は村山営業担当顧問と同業者に入社前日の挨拶回り。明日は新年度の挨拶を兼ね、市内、長岡のお客様を回る予定。

 小山先生から信仰を集めた八石山の釈迦涅槃仏の写真を送ってもらった。以前から話には聞いていたが何処から見たら素のように見えるのか、良く解らなかった。
 長い間の謎が解けたようで嬉しい。

春はまだか?

2011.03.28 風の戯言


 風呂の窓から星を見る。
 もう春なのに、家の周りには雪が残り、「冬の星座」を見ているようだ。暖房もない避難所で、この星空を見ている人たちもいるのだと思うと申し訳ないような気持ちになる。

 この地震と津波によるキズは大きすぎる。

 玄関前の庭に、雪解けを待ちかねるように水仙の芽が顔を出していた。もう4月も間近いのに・・・。
 

春はまだ遠いのか・・・

2011.03.21 風の戯言


 地震に身も心も押し潰され、会社とじょんのび村に逃げた。逃げて、済まされる事態ではないのだが・・・。

 感情の制御が出来なくなり、越後タイムス吉田前主幹が亡くなられた電話を貰い、その場で声が出なくなってしまった。24日葬式の日は秩父に武藤さんを尋ねる予定だったがまたの機会に伸ばしてもらう事にした。
 越後タイムス4000号記念のとき、祝いの随筆を載せて頂いた。柏崎の文化人として特別な人で、多くは酒の間の話題の中でいろいろな事を教えて頂いた。師と呼ぶには弟子の出来が悪すぎるけれど、尊敬する最高の人だった。
 時代が移っていくのを実感している。

 春のお彼岸は、かつては「風船一揆」で夢中になっていた時期。長い冬が終わって、雪国にやっと春が来る。そんなイメージを爆発させる雪上の春祭りだった。空に無数の熱気球が舞い、雪原ではグループが持ち寄った思い思いのイベントに笑い声が弾けていた。

 年度変りも間近な、多忙な季節が始る。

 多くの事を胸の奥に仕舞い、明日からは楽しく、真剣な仕事に戻る。

お彼岸  春の夕陽

2011.03.20 風の戯言


 テレビに映し出される地震と津波の映像に気が滅入る。
 何をどう受け止めて、どう対応したらいいのか、わからない。只、呆然としているだけ。
 大自然の前で、自分が信じ、生きる方向性について尤もらしいことを語ってきたのが嫌になる。

 春の夕陽を見ながら、落ち込んでいる暇があったら何か行動を起こさなくてはならないのだろうと考えている。判っていて、今は何も出来ない。