SHINJOの涙

2006年10月27日 風の戯言


 近鉄バッファローズが消えて以来、俺はプロ野球を見るのを止めた。仰木監督の、近鉄バッファローズの野球にハマったら、巨人や他の球団の野球なんてクソみたいなものだった。優勝を目前にして、最後に負けて、夕焼けの中を去ってゆく男の背中、なんてもうクシャクシャになったものだ。

 今日の新庄の涙が堪らなかった。
 俺の美学から言えば少し違うのだけれど、新庄の涙は許せた。
 一人で闘ってきた男が、みんなの兄貴になっていたんだ。

 久々にいい日だった。