2024.09.11 風の戯言

涙そうそう

2024.09.10 風の戯言

アルバムを物置から出して眺めている。
そう言えば、アルバムを眺めているゆとりのない生活をしてきてしまった。

不意に夏川りみの「涙そうそう」が頭の中で歌い出した。

古いアルバムめくり
ありがとうってつぶやいた・・・

今更だけど、何もしてやれなかったもどかしさが逆流してくる。

重陽の節句

2024.09.09 風の戯言

真夜中の2時、庭で横になって星空を眺めている。
朝日が差す前、庭で風に当たっている幸せは何ものにも代えがたい。
さすがにまだ昼間は暑すぎるけれど・・・。

今日は重陽の節句、今までなら片貝の花火の日。
今年は13,14日になった・・・。
気球の仲間、柳生軍団の故千葉昭彦さんに尺玉を捧げさせてもらう。

妻が旅立ってから2週間。
今もいろいろな人達がお参りに来てくれる。
2匹の蝶が、庭を舞い続けていてくれる。

「死」について

2024.09.06 風の戯言

今、否応なしに「死」について考えさせられている。
親兄弟、親戚、会社関係、友人知人の「死」には人より多く立ち会ってきた。
だから「死」がなんであるか、誰よりも多く知っている筈であった。

子供の頃から、親たちの早すぎる「死」に修証義や般若心経に向き合ってきた。
学生時代は実存主義や虚無の世界にのめり込み「生」も知った心算になっていた。
しかし、妻の死に、それらは全て吹き飛んでしまった。

病苦と戦い乍ら、妻は自らの「死」を受け止めていた。

優しかった妻の旅立ちを、多くの人達が見送ってくれた。

そして今、「葬儀」ということについて考え込んでいる。
多分、人類の始まりから、この「不条理」を受け止めるには何かに縋るしかなかったのだろう。
「論語」は葬儀の礼法が始まりだとも聞く。

否応なしに、身体から離れてしまった「魂」について・・・自分が彷徨っている。

神々の古里 朝6時

2024.09.05 風の戯言

暑い・・・暑い・・・もう9月なのに・・・
でも、朝夕は凌ぎ易くなった。
朝日の昇る前、爽やかな風に吹かれて、庭での朝寝が気持ちいい。

も少し早いと、遊び疲れた妖精たちが賑やかに塒に戻って行くのに出会う。
八石山の澤の奥に、切り立った崖の奥に彼らの塒があるらしい。
脚が昇ってくると、妖精たちの暫しの社交場は、人間達の稼ぎ場に貸せることになる。

妻の節子も妖精たちの仲間になって、今日も遊びに行ったまま戻ってこない。
やっと自由になれたのだ。
今日も、友達が探しに来ていたよ。

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