夕陽
躁は未来に向かっての突進、欝は過去に向かっての沈潜(ドクトルマンボウ恐妻記) 苦楽、躁鬱を繰り返しながら時間の旅人は歩いている。楽観は意志の分野に属し、悲観は感情に属する。闘う人たちは自らの内面を注意深く見守りながら歩いているのかも知れない。
前半の連休を使って小樽へ旅をしてきた。新潟県内の基幹通信網を提供している会社の合併を決めての親睦旅行。楽しい旅になった。
新潟からの帰路、高速を飛ばしていたら美しくも不思議な夕陽に出会った。走りながらの撮影なので迫力は減退しているけれど結構いけるかな?
走りながら夕陽を見ながらデジカメを操作しながらNHKテレビを聴いていた三遊亭円楽が人工透析、脳梗塞を乗り越えながら演じた「芝浜」の落ちがこみ上げてくるほどの感動だった。
「人間、簡単にギブアップしちゃあいけねえよぉ、己の信ずるママに最期まで走らにぁならん」そんな声が聞こえてきそうな番組だった。
夕陽は俺にそれを言いたかったのかも知れない。