清津峡

2007年08月13日 風の戯言


 清流が見たくなって清津峡を訪ねた。
 50年振りになる。十日町の松岡に案内されて、高校生の頃川沿いの道を歩いた覚えがある。事故以来スリル満点の遊歩道はトンネルに代わり、途中の4ケ所から大自然の展望が楽しめる。
 1600万年前から1300万年前に海底火山の堆積によると言われる頁岩が見事で、地球の歴史がむき出しで話しかけてくる。時間と言う圧倒的な凄さを有無を言わさず納得させられるようで、スカッとする。
 46億年の中の1600万年前なんて屁みたいなものだが、人間の存在なんて・・・気が遠くなってくる。

 人間の存在なんて、別に大した意味も無く、思い悩んで身動き取れなくなる程のものでもなく、だからと言って只虚無で生きることではなく、その無意味さを知って今日一日を楽しむ。戦国武将の美学が理解できそうになる。が、もっといい加減に生きてもいいんじゃないかな・・・・。