雪の降る村から

2008年01月25日 風の戯言

 久し振りに香を焚きながら「カヴァレリア・ルスティカーナ」を聴いている。吹き荒れた風も止んで雪も小降りになってきた。不思議な静けさが蘇ってガラスの壷に取り残されたような、俺だけの静寂。
 パヴァロッティのテノールを判ったような振りをして聴きほれているのもいいもんだ。夜が更けてゆく。頭が痺れてくる。体中から力が抜け意識朦朧とした中で「間奏曲」を聴く。いい曲だ、と思う。
 激しい季節風の後のような、一時の安らぎ。