バラが咲いた
酒を一滴も飲まない日々が続いている。まだ1週間ほどでしかないが、中学2年の時から晩酌を覚え、孝行の下宿ではウィスキーを机に忍ばせ、浪人・大学時代は切れることが無かった。まして建設業時代、まして熱気球の時代は文字通り一升瓶が転がっていた。政治に興味を持ち徒党を組んでいた時でもあり、脳はブヨブヨだった。
この仕事を始めてからも酒とは縁が切れない、どころか磨きが掛かってしまい、午前様になることが通常な状態、だったかも知れない。中谷が元気だった頃は週4日は一緒に飲んでいた。自慢になる話ではないが、自分の中で何かを確かめていたのだろう。
最近ようやくブレーキがかかり、ついにエンストを起こした。身体の要求なのだろう、呑む気にもならない。
するとどうだ! 身体も頭もブヨブヨ感がなくなり、切れ味がいいのだ。再開したゴルフは250ヤードは飛ばす。休日は朝から暗くなるまで外に出ていて愉しい。もう少しでジョギングも始められるのかもしれない。
いわゆる勝利というものを定義するなら、失ったものより得たものが多いことである。とすれば俺は勝利者? まだその評価を下すのは早すぎるが、健康であると言うことは何と愉しいことか!