満願成就 御礼

2008年07月17日 風の戯言


 梅雨の終わりの時期としては、これ以上望むべきもないお天気だった。
 柏崎青年会議所のメンバーが精魂込めて設営した復興イベント会場は熱気に溢れ、家族連れや、柏崎にこんなにも若い人たちがいたのかと思うほど大勢の人が海岸に溢れていた。

 大晦日、元日と嵐のような季節風に阻まれ「復興花火」は実現できなかった。遭う人毎に「きっとこの日にしなさい」と言っていたんだよ、よかったね、と声を掛けてもらった。
 そうなんだよな、と思う。
 JCとのコラボレーションが最大限にシンクロし、思い以上の、鳥肌の立つような感動が伝わってくる。シンプルな、そして一つのドラマのような演出を花火師の本田さんは見事に夜空に花開かせてくれた。30年来の友人の、心を知り尽くした演出に、込み上げてくる感動に、観客のどよめきに、周りの風景が滲んでいた。
 花火の終わった後直ぐから、いろいろな人から携帯電話に「よかったね」と感動の電話が入ってくる。みんなの思いを天に届けることが出来た。

 なんとも幸せな一日だった。

 今年こそ、また何時もの夏が帰ってくる。嬉しいね。