祈り

2008年09月15日 風の戯言


 今「新潟県経営品質賞」を狙いつつ自社の経営を再構築する為の申請書を書き始めている。7項目約60ページの記述が求められている。難儀だが、やらねばなるまい。
 文書を纏める為に休日の会社に行ったら、同じく休日出勤をしていた総務の近藤さんが電話口で顔色を変えていた。
 聞いたら総務の同僚の3歳の女の子が急病だと言う。休日で専門の先生もいなく、病院を移すことも叶わず、今は天にも祈る気持ちで病状を見守るしか出来ないと言う。
 家に小さな生命体が同居し、まるで見えるような眼差しと時折笑顔のような顔の表面の変化が、心を癒す。
 間近で子供を見ていると、彼女の子供のことが他人事に思えない。早く元通りに治って家族の幸福の象徴であって欲しいと、家の仏壇に祈った。祈ることしか自分には出来なく、それがもどかしい。
 自分には一見不思議な運と摩訶不思議な力がある。まだ力が残っているかもしれない。そのこのために祈り続けてみよう。早く元気になって母親の胸で甘えて欲しい。

 写真は退職した元社員が、毎年子供を連れて会社に遊びに来てくれる。当時の彼女を知る社員も少なくなったが、まだ20人程度だった会社の昔を懐かしく思い出している。
 みんな自分の子供みたいな気がしていて可愛いんだよね、幸福になって欲しいと願っている。