浅賀俊介 結婚式

2009年03月01日 風の戯言


 2月28日、旧トルコ文化村を改装した結婚式場グランコートは冬には珍しい晴天と若い人たちで華やいでいた。
 浅賀俊介の結婚式
 彼は妻の友人浅賀千穂さんの長男で、多分20代の半ば。席札では「新郎の恩人」と紹介されていたが、俺は年の離れた友人だと思っている。
 彼は、一昨年の夏、柏崎市川内の住民が毎夜のように暴走族に悩まされいるのに我慢できず、仲間を集めて「やめるように」と申し込みに行ったという。川内側から彼一人、反対側の谷根側に数人。彼に説得されてバイクグループが谷根に回ったとき「事故」が起きた、らしい。
 警察に捕まり、仲間を庇って、一人何ヶ月か留置場にブチ込まれていた。今の世に、まだこんなに不器用な若者がいたのかと、俺は嬉しくなって一度だけ面会に行った。ドラマでよく見る場面。何を話したかもう忘れたが、彼がこんな状況に中、支え続けている「彼女」がいると言うことを聞き、「この男は大丈夫」だと思った。
 まるで演歌の世界だが、職業や勤め先ではなく「本当に信頼できる」人との縁を、何よりも大切にする若い人たちの生き方に感動した。
 大勢の仲間達、大勢の新婦の友人達の祝福に囲まれて、二人の人生がスタートする。
 タバコの煙に朦朧としながらも俊介の門出を祝うことが出来て嬉しい。