玉井袈裟男先生を偲ぶ会

2009年07月06日 風の戯言


 信州大学名誉教授玉井袈裟男が6月11日に亡くなった。
 ジャカルタの「ひまわり診療所」院長山田さんから連絡は頂いていたが、「偲ぶ会」からの案内が届いた。
 信州大学冒険倶楽部のメンバーは山田君が来れる10月を考えていたようだが、7月19日の会に顔を出したくなっている。
 玉井先生の魅力の虜になってしまい、勝手に弟子入りをさせて貰った。
 日中友好協会長野支部が河北省石家荘で熱気球を揚げるときは先生が団長、団員は学生たち、石塚と近藤は当然怪しまれ公安にマークされ、何とも不思議な混成団だった。
 まだ4人組が逮捕された直後で、緊張感が漂っていた。解放軍の飛行場を借りて熱気球を立ち上げ、初めて中国の空に熱気球をを飛ばした感動は今も忘れられない。
 テレビクルーのトラブルが発生し、団長以下数名で解放軍司令部に赴き.事の次第を説明し、陳謝し、信頼を裏切った処罰は潔く受ける、と参謀役の私はそう作戦を決めた。
 先生の吶々とした信州弁と、腹を決めた潔さが通じ、一時は拘留の覚悟も決めた場面もあったが、最後は笑顔で交渉が纏った。
 無事開放され、先生は私に「ありがとう」といってくれた。暖かい手だった。

 その後も各地のイベントで会うことも多くなり、先生の不安の多さに驚かされた。
 いろいろ思い出すと、19日は何としても参加したくなる。前日は自分で仕掛けたゴルフ、翌日は社員の結婚式・・・結婚式を延ばしてもらい、松本で古い仲間達と飲み明かせてくるか・・・悩む。10月を待つことにする。