有坂君結婚式

2009年10月11日 風の戯言


 10月3連休の中日11日は当社NWシステム課有坂君の結婚式に招かれ楽しい一日を過した。
 お祝客は実家別俣や嫁さんの親族は善根など、よく見れば身近な人ばかりで、花嫁花婿そっちのけで昔談義に花が咲いてしまった。花嫁の友人達は施設で働く人たちが多いようで温かさが会場に充満していた。いいもんだ。

 祝言の余韻に浸りながら、香を焚き静かな時間を迎える。いつの間にか秋の農作業も終わり、脱穀や精米の音も粉塵も定まり、虫の声すら聞こえない[秋]になっていた。
 静けさに身を沈め、忘れていたものが舞い戻ったようで、豊かな気持ちで香と遊ぶことが出来る。いいもんだ。

 現代のビジネスの世界はスピードと利益が主体の病であるけれど、それが主舞台で演じられるのがルールだが、舞台を下りたら[日本の時間]がまだあるのだよ、それを大切にしたい。週刊新潮に連載されている「橘花抄」葉室麟の文章がいい。ストレートでなく、回りくどいけれど二重にして受け取り2面から理解をする。濃密な人間社会の傷をつけない生き方、ナンテもう忘れ去られていた。自分だけが・・・か?

 気がついて書棚を見たら目も通して無い経済書がずらりと並んでいる。読書の分野を変えねばならないようだ。