鯖石の道

2009年10月24日 風の戯言


 秋の北陸路を走り、秋の信濃路を走り、秋の魚沼路を走り、今日は海岸線を寺泊まで佐渡を遠くに見ながら走ってきた。これで、この秋の車での旅は終わりにしていい。

 暫らく振りに見る風景は、以前と少しも変らず、忠道行く人の少なさに時の移ろいをしみじみと想う。

 この1週間はお天気も良く、空の色が殊更に良かった。朝焼けと夕焼け、雲ひとつ無い秋晴れの空が嬉しく、昼食時に田圃の真ん中の道に車を止め、リクライニング・チェアーで過ぎ行く秋の風を楽しんでいた日もあった。いいもんだ。

 じょんのび村の温泉に浸かり、マッサージをして貰い、気分まで軽くなって家路に急ぐ空に夕焼け雲があった。

 穏やかに、秋の日が過ぎて行く。