懐かし過ぎるメロディを集めたCDを聴いている。
今更過去に戻りたくも無いが、その時の光景が失われたままの「季節」が甦ってくる。 音だけが、忘却から取り残されている。
睡眠薬とアルコールに浸された脳が恍惚の彷徨いを始めている。 危険だけれど、この時間が幸せを感じさせる。
全ての議論は星空の屑の如く、無関係な距離を拡げている。幽体離脱? 、身体から抜け出した魂が、揺らいだ尾を引き躊躇いながら、薄らいだ記憶の中を揺らめいている。
俺の安らぎの母の懐は何処にあるのだ・・・。