こどもの日

2010年05月05日 風の戯言


 白隠禅師「暫時不在 如同死人」なる書が永青文庫(細川家コレクション)にあるそうな。
 俺のゴールデン・ウィークは正にそんな感じ。体中の体力・気力がみんな抜け、自閉症のような休みだった。

 八石山の裏側、昔の小国町大字八王子字離山の細い山道に車を走らせていたら、いきなり曲がり角から3匹の山羊が飛び出し、些かビックリした。

 ここは昔に安沢牧場があり、山中に放牧しておくから牛の数はわからない・・・なんていいながら何度か一緒に飲む機会を頂いた。豪放磊落な人で、兄弟みんな「オトコ」だった。

 「オトコ」同士、表も裏も、駆け引きもなく、大酒飲んでお互いにベロベロになって、翌日から本当の付き合いが始る。そんな愉快な時代だった。

 そんな昔の思いを残したまま、八石城の山奥の水がめの地に「八石ステーキ」がある。
 コレがまた旨い ! 美味なんだなぁ「コレがだなー、ステーキを食べに、こんな山までの彫ってくるのは変人だけ」らしく初めての人でもその場でフアンになってしまう。

 支離滅裂だけれどこの山は好きだ。