5月の天候不順が過ぎて、漸く初夏の香りがしてきた。 暖かい太陽と、少し冷たい風、漸く落ち着いた山の色。 遅れてきた季節を、みんなで労る様に眺めている。
今年3度目の芝の刈り込みに蝶が舞い降りてきた。
此処は豊かな桃源郷。
宇宙史を読み、人類の歴史を語り、故郷の昔を思い出し、熔けてしまいそうな時間が過ぎる。
蝋燭を灯し、香を焚き、静かな音楽に耳を傾ける。 僅かな酒があれば、人生に足りないものは無い。