永遠のオールディーズ
久し振りに、古いCDに浸っている。
ナット・キング・コールやトム・ジョーンズや・・・「朝日のあたる家」のエリック・バードンなんて、もう自分の魂が地上を離れたような錯覚を覚える。
電気を消して、パソコン画面の明かりとローソクの灯が妙に気持ちを落ち着かせる。思わず「百年の孤独」焼酎のお湯割を作り、少しづつ、少しづつ心に流し込む。懐かし過ぎる時間が流れ、窓辺の椅子に佇むと・・・通り過ぎてきてしまった時間が体のどこかの記憶を伝って甦ってくる。
ルイ・アームストロングの「この素晴らしい世界」なんてせつな過ぎて熔けてしまいそうになる。
暫らく本からも、音楽からも遠ざかっていた。少しづつ戻ってきたようだ。粋なスタンドバーで地の顔で酒が呑める店を探しておかなくちゃならんな・・・・
夜は只一度しかない人生のために魂が浮遊する場所を探さなくちゃ・・・ 時間が過ぎていってしまうよ。
音楽を聴いていて、人は豊かな時間を生きてきたのだなぁ、と思う。