三千院 わらべ地蔵

2010年11月06日 風の戯言


 人生という旅路の一里塚を、また一つ越すことが出来、辿り着いた痴呆状態を楽しんでいる。

 今年は久し振りに三千院を訪れてきた。青空に、始ったばかりの紅葉と、木立の中で、秋の陽光に輝く苔達に引き込まれてしまった。苔の中にわらべ地蔵がひっそりと佇み、京の旅の奥深さは時間を越えることだと教えられたような気がした。何かに急ぎ過ぎて生きている男にとって、意味を持たない旅も必要なのかもしれない。
 
 比叡の根本中堂で独り言を言っていたら、僧が微かに微笑んでくれた。