大晦日近し

2010年12月27日 風の戯言


 年は唯黙々として行くのみぞ 虚子

 時々、何かが妙に懐かしく思えたりする。
 暫らく前からそうなのだが、頭が「幸せ」回線に切り替わりつつあるのかも知れない。被験者としての自分をもう一人の宇宙人の自分が観察しているようで面白い。精神医学なのか心理学なのか良く解らないが、今までに読んだ小説にもあまり記載はないようだ。暫らく診ててみよう。

 年末までに、といわれた原稿が進まない。12000字、原稿用紙30枚分。「無理だな・・・」と呟きながらパソコンに向っている。その他に、申請書の質問60項目への回答、経営計画書の骨組み、チェックリストの要旨整理。安請け合いをして能力不足に喘いでいる自分が可笑しい。アメリカの大学院では週に2〜3000ページの原文を読み込み回答するのだそうな ! 修練の賜物とは言え、何かが違うのだろうな。それはもう叶うべくもないが、海を見ながら好きな本の世界に没頭したい、と思うこともある。酒を飲まなければ、叶うことでもあるのだが・・・。