月不見の池

2011年05月28日 風の戯言


 頭の中では、藤は豪華に満開のハズだった。
 だけど、車を走らせても、山に藤の花は見えなかった。

 知る人ぞ知る、梶屋敷早川の上流に「月不見の池」という藤の名所がある。と言っても最初は高校生の時ナンパしに、2回目は建設業の時に抒情を楽しむために…そして今回が3度目。これで打ち止め。

 記憶と道路案内を頼りに辿り着いてみたら、2.3組のばぁちゃん達の迷子組だけ。名残の藤が池に垂れていたが風情はない。平日は高齢身体障害者みたいに車に乗せてもらっているのに、休みの日は出会いを求める「アンちゃん」の風情でシャキッとして遊びまわっている。就業規則違反のような気もする…。

 車の窓から眺めていると、新幹線工事中のせいか糸魚川には元気が漲っているように見える。新しい家も多く、活気を感じるのです。あれこれ見たいけど、突発性の元気でここまで来たけど、体力はいつまた機嫌を損ねるか解らない。
 パーキングで味噌ラーメン食べて帰宅。小さな冒険。

 頭の中は課題満載。少しはストレスの発散になるだろう…と期待しているのだけれど、やはり新しい恋が芽生えないと…ホントの元気は出てこない…後期高齢者の最後の願望…いやいや、そんなもんやありまへんて !