7月14日は田島普広寺の毘沙門祭り。昔はね。寺の門前に店も出て、俵を奪い合う裸押し合い祭りが懐かしい。
子供の頃の思い出で、その日は大抵が大雨で川が氾濫し、土手の上で魚捕りに興じる日でもあった。田圃は泥水に埋まり収穫できなくなるのに…
またその日は、夜になると「稲虫送り」があり、火遊び、夜遊びが許される夏休みを直前に「心の準備・予感」の日でもあった。
太鼓の音に誘われて、酒瓶を抱え会場に向かった。たいまつに火が付き「送れよー送れよー、稲虫送れよ〜」の祭りの掛け声は小さなものだった。時は流れている。
空に満月が昇り始めていた。
満月や稲虫送りの夏がゆく…問題外の堕策