トイレの神様

2011年08月08日 風の戯言


 かつて石塚家には厠を祀る習いがあった。
 藤原-佐野-石塚の流れをくみ、滝川一益に攻められ館林錠が落城した時に、敵に追われて越後まで落ちのび百姓家の便壺に身を沈めて難を逃れた、という臭い伝説がある。
 もう逃げられない、という意味でその土地の名を「行きかねた-行兼」に改めたとか、臭く怪しげな言い伝えではある。
 
 古い記憶を掘り起こすと、格式ある寺の様ながっしりしたつくりの正面玄関の左側に「上の便所」があった。来客用のトイレだったのだろう。

 トイレに今朝、神様が降りてきた。

 早くウンコして会社に行きな ! そんなところか?