百日紅

2011年08月14日 風の戯言


 休日なので寄り道しながら帰路についた。
 鵜川から芋川を抜けてぶどう村に抜けようとした時、お盆だけれど、人の気配の消えた古屋があり、よく見れば廃屋なのだろう、窓は落ち壁が下がっていた。
 その庭に百日紅が満開の花を咲かせていた。不思議なバランスが何かを訴えているようで、やがて消えさる者のうめき声のようなものかもしれない。多くなった。