秋の香り

2011年10月11日 風の戯言


 空に薄雲が流れ、山が霞んでいる。
 庭に金木犀が香り、早くも枯れ葉が落ち始めた。

 柏崎が好きで、たま鯖石は格別で、時が流れて行く。

 ここで秋の空を眺めていると、ギリシアの金融危機も、政治の世界も遠く霞んで見える。ただ東北の苦難は人ごとに思えない。沖地震で、柏崎もあの世界だったのだと思う。

 一日、平穏に過ごせる有難さを噛み締めている。