カサブランカ

2012年07月29日 風の戯言


庭の片隅に白いユリが咲いている。
俺には「百合」も「カサブランカ」も区別は出来ない。
女房は「カサブランカ」だという。
親分がそう言うのだから、そうしておいた方が無難だ。

ただ、ストーリーも何もかも忘れたが、随分と昔に見た同名の映画からは胸を抉るような懐かしさが込み上げてくる。
ハンフリー・ボガード、イングリット・バーグマン・・・インターネットを見ていると、過ぎ去った時間が夜の空から舞い降りてくる。
机の脇のCDから「ララのテーマ」が流れている。
時代は違っているけれど、過ぎ去った時間が、部屋の中に満ちてくる。

今日は7人兄弟姉妹の一番上の姉の90歳の誕生日。
いろいろなことを思い出している。