信濃路

2012年09月09日 風の戯言


 焼トウモロコシが食べたくて信濃路を走ってきた。
 目的地の近く、野尻湖の入り口の山側に蕎麦の花が広がっていた。初めて見る光景だが、何となく嬉しくなった。

 このドライブでは奇妙なこともあった。
 関山から斑尾高原に抜ける道を、人家のない細い山道で旅行鞄を引いた中年前の女性に出会った。こんな場合、大抵は見ぬ振りをして追い抜くのだが、何となく気になり「乗っていきませんか」と声を掛けた。「いえ、近くですので」と優しそうな声が返って、「じゃー、気をつけて」と追い抜いていったのだけれど、可成り走っても人家は見えない。
 あの人はどこから歩いて来、何処まで歩いて行ったんだろう・・・不思議なこともあるものだ。

 以前にも書いたが、どんな山道を走っていても虫や蛇や動物に出会わないことが多い。
 昆虫や小動物が生存できない環境に、人間は何時まで住めるのだろうか・・・自然が風化されてきている。

 今日は重陽の節句

 そして片貝の花火 ! ドッカーーン !!!