雪の夜に・・・
題 「現在・・・それは未来からの預かりもの」
自分にとって唯一最大の欠点である「物忘れ」が年齢と共に核分裂の如く破壊力を爆発し続けている。
不思議でならないのが、先祖が館林城を逐われた時の敵将、織田信長10将の1人「滝川一益」の名前が出てこないことだ。不思議と憎っくき滝川一益の名前が出てこない。自分の記憶力の無さを「先祖の怨恨」が続いていると思うことにしている。ただ、この件だけでないのが証明の難しさではあるが・・・。
何が言いたいかというと、「現在・・・それは未来からの預かりもの」と聴いたテレビ番組が思いだせない。ただ、それがネイティブ・アメリカンに伝わる言葉だ、という言葉の衝撃は既に氷着いた記憶力に焼き付いてしまうほど強力だった。
彼らの証言を綴った「一万年の旅路」という本も強烈だった。アフリカの人類発祥の谷間からアジアを抜け、アリューシャン列島からアメリカ大陸を縦断し定住するまでの、文字を持たない彼らの祖先の物語が、一子相伝で伝わってきている。
人生は、生きるに値するものなのかどうか、まだ自分には判らない。ただ、凄い生があるものなんだと思う。