遅咲きの朝顔

2013年09月07日 風の戯言


 春、畑の南側の垣根に数本の朝顔を植えた。
 それが今は垣根を越え、バラの木に覆い被さり、生い茂ったゴーヤを飲み込み、お化けのような「朝顔の林」になっていた。

 人間世界の生活の営みは、星達の輝きの中で考えると不可思議、と言うか正に神の悪戯としか思えない。宇宙に星の数がどれだけあるのか考えてみる気にもならないが、未だ他の星達に生命の欠片も確認できていない。

 そんな宇宙の広がりの中で、やがて同じような生物に出会う緋もあるのだろうが、地球と呼ばれる星にこんなにも多彩な生き物が生きていることは不思議を通り越した大感動であることに違いはあるまい。

 地球という球体の温床が無限の時間を流れていく。この歴史の変遷を動画でとり続けたらどんな未来の知恵が生まれてくるのだろう。
 1人の人間の不思議さを眺め続けていると、この世が本当に純粋で可愛いものに見えてくる。