銀閣寺

2013年11月17日 風の戯言


 何か、ご褒美のような秋の一日。
 何のご褒美か、心当たりは何もないのだが・・・。

 もう何年になるのだろう・・・?、結婚を記念して、というか日常の不謹慎に対する女房へのお詫びを兼ねて、秋の一日を京都で遊ぶことにしている。

 着いた日に嵐山渡月橋を訪れ、8月の大雨の被害が綺麗に消えていることを確認し、陽の傾き賭けた堤防を歩いた。

 翌日は午前中雨、午後からの京都御所見学は見事な青空。本の世界だけだった歴史を目の前にしてあれこれ妄想が駆け巡る。御所内の説明で、平安貴族が意外と多忙だったことを知り、些か現実感に襲われ、夢が壊れかける。
 
 ドナルド・キーン全集の第8巻が「足利義政と銀閣寺」なので「現場を踏む」意味から回り道してみる。ここから現代の日本が始まった、と言うのだが・・・。

 銀閣寺の庭園を復元・修理した孤高の庭師、田中泰阿弥師が柏崎下加納の人で、この庭を見たかった。
 庭を楽しむには季節が良すぎ、人が多すぎた。
 出来れば小雨の降る中を、1人宇宙と歴史と人生を彷徨いながら、うちひしがれるのがいいのかも知れない。

 写真は銀閣寺にて。