善根の灯り

2014年01月18日 風の戯言


 雪暮れて八石朧(おぼろ)に静まれり         如風
         
 午前中は太陽が覗いていたので海岸線を出雲崎までとばしてきた。波は静かで珊瑚礁を思わせる海もあった。

 やらねばならないことは山積みながら、白い世界に青空が見えると自分を制御できなくなる。

 夜になって、なぜか急に「雪の降る街を」の歌詞が浮かんできた。内村直也作詞・中田喜直作曲 ダークダックス、いやデューク・エイセス?だったかなぁ・・・の歌声が聞こえてきそうな夜だ。

雪の降る街を 雪の降る街を
想い出だけが 通りすぎてゆく
雪の降る街を
遠い国から 落ちてくる
この想い出を この想い出を
いつの日かつつまん
温(あたた)かき幸せのほほえみ

雪の降る街を 雪の降る街を
足音だけが 追いかけてゆく
雪の降る街を
ひとり心に 充(み)ちてくる
この哀(かな)しみを この哀しみを
いつの日かほぐさん
緑なす春の日のそよ風

雪の降る街を 雪の降る街を
息吹(いぶき)とともに こみあげてくる
雪の降る街を
誰もわからぬ わが心
このむなしさを このむなしさを
いつの日か祈らん
新しき光降る鐘の音(ね