富士山 !

2014年02月23日 風の戯言


 雪空の下で暮らしていると、時折矢も楯もたまらず関東の枯れ野を歩きたくなる。

 富士山を見ながら、林の中を歩けたら・・・そんな想いが病のように拡がり富士宮に行ってきた。
 長岡を12時半に出たら、富士市には15時半に着いた。何と、3時間でしかない。

 残念ながら富士宮のビジネスホテルからは雲がかかっていて富士は裾野しか見えない。陽が西に傾き、夕暮れが近づいたとき、雲間に富士の山頂がちょっとだけ顔を出した。

 「おう、来たか・・・」

 富士山が、疲れたかすれ声で呟いたのが聞こえたようだった。

 翌日も朝から雲がかかり、富士は見えず仕舞い。

 身延線で富士市に戻り、東海道線で清水に立ち寄り、青春の傷跡が残る三保の松原と日本平を駆け足で回った。

 新幹線の窓から、温かそうな日を浴び、庭先にミカンの木がある農家が魅力的に輝いていた。

 写真は日本平近くの梅林にて。