雪の降る街・・・
雪の降る街を・・・
じょんのび村からの帰り道、前後の脈絡もなく歌を歌い始めていた。
雪の降る街を 雪の降る街を
想い出だけが 通りすぎてゆく
雪の降る街を
遠い国から おちてくる
この想い出を この想い出を
いつの日か包まん
あたたかき幸福(シアワセ)の ほほえみ
歌詞はほとんど忘れているけれど、メロディは消えない。
なんで、突発性記憶回復が起きたのかなぁ・・・。
思い当たるのは文春新年号に掲載された沢木耕太郎の「深い海の底に−高倉さんの死」に、妻であった江利チエミが童謡を歌うシーンを思い出していたのだろう、と思う。
窓から雪景色を見つめていると、得体の知れない悲しみが襲ってきた。
今、ロスラテーノスの「太陽への道」を引っ張り出して聴いている。
おおらかで暖かい、アンデスの心が伝わってくる。
生きる希望は深い悲しみの中に築かれるものなんだろう。