謹賀新年 

2015年01月03日 風の戯言


 2人の家族が8人になって、賑やかな寝正月になった。

 元日は神社とお寺の2年参り、午後からは集落の新年会、兄貴の家への新年挨拶。
 2日は寝正月。
 3日は子供達もそれぞれの家に帰り、元の老夫婦の侘び住まいに戻った。

 暮れの休みに入ったときは精神的バランスを崩し、関東の青空が見たくなって山を越え群馬へ。
 雪のない風景に魅せられて、藤岡から長野自動車道路を走って米山インターで降りたら高速料金は340円。
 
 3回目の実験成功 !

 得意になって、でも考えてみたら、暇人が何を馬鹿なことをやっているのか、と落ち込んでしまった。精神的治療失敗。

 昨日久し振りに炎加世子を思い出した。
 もう、4,50年前の話だけれど、彼女はこう言った。
 「人生なんて、死ぬまでの暇つぶし・・・」

 それまで自分では「ニヒリスト」を気取っていたけれど、この言葉に打ちのめされた。ポジティブ・ニヒリズムも台無しだ。

 過去は、悔悟の荒海。
 未来は、怒濤渦巻く不安の海。

 生きている間は、余計なことを考えずにトコトン頑張るより他ないんだろうな、と最近思い始めている。

 窓の外は雪。

 やっぱり関東の青空と、青い海が恋しい。