武蔵丘陵森林公園

2015年02月02日 風の戯言


 高齢化してきたら運転が危なくなってきた。

 運転中、瞬間的記憶喪失状態になり、「ヤバいぞー!」と慎重運転に切り替える。事故を起こすときは、妻を脇に乗せているとき。
3回ともそうだから、神が「気をつけろ」と注意しているのだろう。

 単独での長距離は好きじゃないが気楽で良い。
 だから京都日帰り、約1000キロは何とかなる。

 今回は雪の三国越えと東松山で公園を散策し、ホテルが見つからずに「え−っ、帰ってしまえ!」で元来た道を戻り、ただ三国峠の雪が心配だった。

 午前中は反対車線50キロくらい渋滞していた。

 少し遠回りになるけれど信濃路を回ってきた。

 「春めいて 佐久の草笛 聴こゆかな」なんて駄句を作りながら走った。
 「信濃路は雪の浅間と雑木林」あぁ、これも良いね。

 妙高は吹雪で前が見えず、高田は少し楽、新潟方面は横殴りの雪、米山を超えると静かになった。

 関東の雑木林と空の色は良い。

 これが見たくて建設業を辞め、コンビュータ会社なら許してもらえるだろうと、甘く考えていたけれど、実現したのはつい最近。もう30年も待ったことになる。建設業を入れると、50年近く、藪の中を枯れた葉っぱを踏みつけながら歩いて見たかったのだ。

 カサカサと言う乾いた音から、いろいろな思い出が吹き出してくる。

 「老兵は死なず、ただオロオロ林の中を歩きたい」

    カラマツの林や、名も知らぬ木々達が
      いろんな事を話してくる。