ブルームーン
鬼ヤンマが飛来し、アゲハ蝶が舞い、アブラ蝉が庭で羽化し,書斎の窓辺では若い稲穂が静かな海の波のように揺れている。
近くの居酒屋で酔っ払った我を心配し、ブルームーンを語りながら、若い友人が田圃道を送ってきてくれる。
夜はタヌキが畑のトマトをかぶり付きにに訪れ、収穫の手伝いをしていく。
8月になった。
昨日はお寺の盆うち、今夜は親戚のお通夜で懐かしい顔と「お元気でしたか」と語り合う。
怒りや悔しさを風の中にまき散らし、無言で月を見ている。
自然の中に溶け込んだこんな生活に酔い痴れている。
写真は石塚誠さんのブルーナイトヨコハマ。
手前の大型船は「飛鳥」か?
遠くに「ベイブリッジ」が見える。
我が青春の山下公園、大桟橋、沖中仕の生活が蘇る。