
23日、会社で書類整理をしていたら「社長、今日は勤労感謝の日です。仕事をしてはいけません」と出社していた社員に窘められた。「お前はどうするのだ?」と言ったら「俺はいいんです!」。
理屈の通らぬ話だが、丁度良い口実になった。
家に帰ると畑仕舞の済んだ庭に朧月がかかっていた。
ここは当然、酒を飲むべきだ。
平安装束にでも身を包み、和歌でも詠みながら朱の盃で酒を飲んでいたら絵になるのかも知れなかったが、どうも寒くなって風邪でもひいたらしい。
そう言えば暦の上では23日は「小雪」だった。
今日は親代わりだった秋雄兄の命日。
時が去って行く。