空海

2015年11月29日 風の戯言


 畑仕舞の済んだ庭の畑に氷雨が降り続いている。

 もう、12月になるんだな。

 「明治維新という過ち」以来池上彰、佐藤優の「新・戦争論」、「大世界史」、半藤一利の「もう一つの「幕末史」」を読んでいて「歴史」というものが少し判ってきたように思う。
 73歳を過ぎて、今更何を言うかバカヤロー!、って思いだけれど、またやっと・・・いや自分の人生で初めて少し本が読める世界に戻ってきた・・・そんな感じが嬉しい。

 今は高村薫の「空海」に浸り始めている。
 素直に宗教が信じられず、曹洞宗に何かを感じていたのだが、「空海」を読みつつ真言の世界がチラチラし始めている。

 言葉にならぬ世界を、やはりその世界を一人でも多くの人達の救いにするためには「言葉」が必要なのだろう。

 ただ、その言葉の真意は人には伝わりにくい。
 言葉に「嘘」の多い人達には、何も伝わらない。

 「修行」という言葉は深くて重そうだ。

 親は何で「修」なんて名前をつけたのだ ????