ある小さなスズメの記録

2018年05月11日 風の戯言

書棚の陰から「ある小さなスズメの記録」が出てきた。
副題には 「人を慰め、愛し、叱った、誇りたかりクラレンスの生涯」とある。
生まれ落ちたときから羽と足に不具合が有り、巣から放りだされた瀕死のスズメと彼を助け、共に暮らした女性との奇跡的な物語。

発行は2010年11月10日、とある。
何時、何でこの本を買ったのか覚えていない。

少し前から、窓先のスズメたちと遊んでいる。
古米を一掴み芝の上に撒いておくと、スズメたちが寄ってくる。
警戒して、直ぐには来ないのだが、部屋にいなくなると来て餌を啄んでいるようだ。

何日かそんなことを繰り返していると、彼等は俺の帰りを待ち始めた。
少しつづ慣れてきたのかな?
窓から米を撒くと、何処からか数羽集まって、こちらを見ながら米を食べている。

野生の鳥だから餌如きでは彼等のプライドを売りはしないだろうが、楽しい。