『運』について

2018年05月29日 風の戯言

俺は運がいい。
出会い、というか「こんな人に会いたい!」と願うとそのチャンスが思わぬ形で現れる。
今までの人生は、そんな幸運に彩られている。

もう一つの「運」
まさに『危機一髪』のところで死をすり抜けてきている。

1つめはこうだ。
野田から柿崎にいたる『小村峠』
原発建設のために石材を運ぶ道路を建設していた。
雪が融けて、現場の見回りに坂道を車を走らせていたら一抱えもある石が空に浮いている。
何だろう? と思った瞬間に「落石だ!」と分かり同時に急ブレーキを踏んだ。
『ドッカーン』と石は車のボンネットに墜落し、タイヤとスプリングに飛ばされて崖下に落ちて行った。
一瞬遅ければ、フロントガラスを突き破って俺を直撃したのだろう。
凄いね。

2番目の幸運
何年の歳だか忘れたが、結婚記念日に新潟からグアムに飛び立とうと、高速を走っていた。
前日の小雪がまだ追い越し車線に残っていたらしい。
スピードを上げた瞬間に前を走るトラックのしぶきがフロントガラスに当たり、俺は無意識にブレーキを踏んだらしい。
車の後ろから左路側のガードケーブルにぶち当たり、跳ね返されて中央分離帯に前部が突っ込んで止まった。
当時の我が愛車、三菱GTOは前後グチャグチャ。
『まだ働けとか』意味も無い言葉を吐きながらドアを開けたら開いた!
さすが三菱 !
ゆるいカーブなのに後続車が無く追突事故に会わなかったこと。
高速道路の非常用電話が直ぐ脇だったこと。
これも幸運、凄いね。

3つめは現場の話、
いくつかあるんだけど、これは宮平の谷川に堰堤を造る作業現場。
まだお昼には少し時間があったけれど、7人くらいの仲間を現場から上げた瞬間、山が崩れて今までいたところは崩土に埋まった。
もしあの時に俺が行かなければ、もしあの時頭の中で警戒警報が暴れなかったら・・・・

人との出会いと意味不明の幸運。

不思議な人生を過ごしている。