甥と姪に誘われて熱海にいっ来た。 台風の直撃を心配していたが「雨天決行」との案内に運を天に任せ、喜び勇んで出かけることにした。
タクシーの窓から見慣れぬ紫の花が見え、訪ねると「ジャカランダ」だと誇らしげに語った。 南アフリカ産だ、ともブラジル産だとも言われるが葉は合歓の木に似ている。 気候が温暖で無いと育たないようで、町の人達に大切にされているようだった。 何とも優しい花だ。
初島は雨に霞んでいたが 部屋のベランダで波の音と風を感じているだけで幸せになる。
贅沢な時間だった。