検察庁法改正法案
やはり長州政権は哲学も覚悟も決断もない政治らしい。
コロナ騒乱のドサクサに紛れて押し通そうとした検察庁改正法案が見送られた。
民主主義の根幹にかかわる問題で、世論の理性が勝ったということか。
と思っていたら、公務員定年延長が主題で、世界恐慌の崖っぷちのところで公務員の定年延長を図ったらしい。
民間人が奈落の底に突き落とされるその陰で、公務員の定年延長を目論んでいた、これが本筋だと。
カミユの「ペスト」は不条理の世界の象徴だという。
コロナで炙り出され、幕末の「ええじゃないか」みたいな薄っぺらな自粛警察を見ていると「人間社会の不条理」を曝け出している。
人間とはかくも無批判で、かくも馬鹿な存在なのか、と思う。
もっと清らかで、温かい生き物でなかったか?