スズメの学校

2021年01月11日 風の戯言

建設業時代は若かったし体力もあった。
職場が主に屋外だから、大雪には驚かなかった。
強く記憶に残るのは北条の東条から船岡山を越えて広田のガードまでの道路づくりの時。
春から山を崩すのに、山を越えたところに水抜きの「蛇篭」を伏せる為に大量の石を運ばなければならない。
今であればもっと効率のいい運び方があっただろうに、その時は背中の籠に石を担いで雪を踏み締めながら山を越えた。

3ケ月ほど雪道を黙々と運んだ。
その間、青空を見たことがなかったように記憶している。

青空が見えた時、あぁ空ってこんなに青かったんだと妙に感動したことが忘れられない。

相変わらずスズメ達と遊んでいる。
雪が強く降る時、彼らの餌場が閉ざされ、食糧があるところにみんなを呼び集めてくる。
いいもんだね!