明六つの鐘

2023年06月02日 風の戯言

久し振りに周光院の朝の鐘を聴きながら散歩できた。

部屋の整理が進まず、居候がいた横浜時代の三畳の部屋よりヒドイ!
明け方からスズメ達に窓をたたかれ起こされる。
「オヤジ、腹が減ったぞ、エサくれ!」
「わかった。だけどおはようの挨拶くらいしろっ、バカ息子!」
「おはよう」
「おはようございます、だろ」
「うっせぇーな、バカ親父!」

見ればスズメ達は23粒の米を、息切らしながら巣に運んでいる。
バカな子供たちが可愛いんだろう。

写真下は小粟田原須坂屋の隣の畑。
愉快な、温かいオヤジだった。
「あのさぁ、ヒトサマはよくこんなもの(蕎麦)にお金出して呉れるよね」
「それがオヤジの商売だろうが!」
「ホンだ、忘れてくれ]

米の飯が食えなくて、イモやソバで空きっ腹を抑えていた昔の人のハナシだ。