ハンチバック
芥川賞発表以来、読みたくても「読みたくない」本を買ってきた。
「わたじん書店」に電話をいれたら、「読みたくない」本が店にあるという。
市川沙央さんの「ハンチバック」(せむしのことらしい)重度障害を持つ女性の
「私の身体は生きる為にこわれてきた」と帯にある異色の本。
ガキの頃、私小説を読んでいて「これが文学か!」と絶望し、持ってた本を全部捨てた。
軟弱な「文学」を捨てて、俺は山岳部にのめり込んだ。
好きな作家が、ほとんど自殺しているのも、ショックだった。
「ハンチバック」は凄い本だ。
自分が読む本なんて僅かだが、こんな本に今まで出会ったことがない。
ただ、読了後、やはり「あまり読みたくない本」で、人に勧めたくない。
写真は市内田中から
「米山が爆発している!」